第89回教育祭
日本教職員組合は10月27日に第89回教育祭を大阪城公園内の教育塔前広場で挙行しました。
教育塔は、1934年の室戸台風により、大阪府内をはじめとする関西地方で多くの子どもたちや教職員が亡くなったことを悼み、二度とこのようなことが起こらないことを願って、1936年に帝国教育会が大阪城公園内に建設しました。
第1回の教育祭では、室戸台風で亡くなった子どもたちや教職員だけでなく、学制発布以来の病気や災害等で亡くなった教職員や、学校教育時間内において不慮の災害で亡くなった児童・生徒・学生を追悼することとされました。その後も毎年の教育祭で、学校園等の教育時間中・活動中(通学・通勤途上も含みます)、また、それらが原因と思われることで亡くなられた方、人命救助や不慮の災害・事故等によって亡くなられた方を追悼・合葬しています。また、第二次世界大戦後は、日本教職員組合が、教育塔の管理と教育祭の実施を引き継いで現在に至っています。
今回の第89回教育祭では5人の方々を新たに合葬し、これまでの合葬者は27,298人となりました。